アークハイト/カバレージ/アルメンストリップ
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”g)ばね試験・検査”に分類されている用語のうち、『アークハイト』、『カバレージ』、『アルメンストリップ』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”g)ばね試験・検査”に分類されているバネ用語には、以下の、『アークハイト』、『カバレージ』、『アルメンストリップ』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【g)ばね試験・検査】
分類: ばね用語 > g)ばね試験・検査
番号: 7111
用語: アークハイト
定義:
ショットピーニング(※1)の強さを示す値で、試験板の反りの大きさ。
対応英語(参考):
arc height
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > g)ばね試験・検査
番号: 7112
用語: カバレージ
定義:
ショットピーニングにおける圧こん(圧痕)面積と被加工物の総面積との比を百分率で表したもの。
対応英語(参考):
coverage
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > g)ばね試験・検査
番号: 7113
用語: アルメンストリップ
定義:
アークハイトを測定するために試験板。
備考:
幅19mm、長さ76mm及び硬さ46〜50HRC で、厚さによってA片(へん)、C片及びN片がある。
対応英語(参考):
almen strip,
almen test strip
慣用句(参考):
−
(※1)
ショットピーニングとは、ショット(鋼球など)をばね表面に高速で打ち付け、主として表面層に圧縮残留応力を生じさせ、疲れ強さを向上させるために行う加工のことです。