バウンドストローク/リバウンドストローク/スパン/有効スパン
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”e)ばね設計”に分類されている用語のうち、『バウンドストローク』、『リバウンドストローク』、『スパン』、『有効スパン』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”e)ばね設計”に分類されているバネ用語には、以下の、『バウンドストローク』、『リバウンドストローク』、『スパン』、『有効スパン』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【e)ばね設計】
分類: ばね用語 > e)ばね設計
番号: 5417
用語: バウンドストローク
定義:
懸架ばね(※1)における、常用荷重時からバンプストッパで止まるまでの行程。
対応英語(参考):
bound stroke,
bump stroke
慣用句(参考):
バンプストローク
分類: ばね用語 > e)ばね設計
番号: 5418
用語: リバウンドストローク
定義:
懸架ばね(※1)における、常用荷重時からリバウンドストッパで止まるまでの行程。
対応英語(参考):
rebound stroke
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > e)ばね設計
番号: 5421
用語: スパン
定義:
板ばねの荷重支持点間の距離(付図15、付図16 及び 付図19〜22)。(※2)
対応英語(参考):
span,
loaded length
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > e)ばね設計
番号: 5422
用語: 有効スパン
定義:
板バネのばね特性を計算する基礎になるスパンで、荷重支持点間の長さから胴締め部、Uボルト締付け部などのばね作用をしない部分を除いたもの。
対応英語(参考):
effective length
慣用句(参考):
−
(※1)
懸架ばね(懸架バネ)とは、一般に自動車、鉄道車両などの車体を支えるバネのことです。
関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS D 0111
自動車懸架装置用語
この規格では、自動車の懸架装置に関する用語について規定されています。
(※2)
スパンの参考図として、付図15、付図16 及び 付図19〜22 は、以下です。
付図15 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親板(4111)、全長板(4112)、子板(4113)、目玉(4121)、二番巻(4122)、胴締め(4140)、センタピン(4141)、スパン(5421)、ステップ(5424)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図16 担いばね(2300)、重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、だ円ばね(3130)、対称ばね(3140)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図19 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、非対称ばね(3150)、クリップ(4150)、センタボルト(4161)、サイレンサ(4166)、スパン(5421)、ストレートスパン(5423)、反り(5425)
付図20 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、親子重ね板ばね(3170)、親ばね(3171)、子ばね(3172)、目玉(4121)、クリップ(4150)、クリップボルト(4152)、センタボルト(4161)、ブシュ(4162)、スペーサ(4163)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図21 重ね板ばね(3110)、マルチリーフスプリング(3111)、半だ円ばね(3120)、対称ばね(3140)、プログレッシブ重ね板ばね(3160)、主ばね(3161)、補助ばね(3162)、クリップ(4150)、センタボルト(4161)、スパン(5421)、反り(5425)、重ね板ばねの高さ(5426)
付図22 重ね板ばね(3110)、テーパリーフスプリング(3112)、半だ円ばね(3120)、非対称ばね(3150)、スパン(5421)、反り(5425)