トーションバー端部/止め輪の開口部/スタビライザ目玉部
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されている用語のうち、『トーションバー端部』、『止め輪の開口部』、『スタビライザ目玉部』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されているバネ用語には、以下の、『トーションバー端部』、『止め輪の開口部』、『スタビライザ目玉部』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【d)ばね構成部品・バネ部分】
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4410
用語: トーションバー端部
定義:
トーションバー端の締結部(付図50)。
備考:
一般に有効径より端部径が大きく、セレーション加工又はスプライン加工されたり、四角又は六角に据え込まれたものがある。
付図50 トーションバー(3500)、トーションバー端部(4410)
対応英語(参考):
torsion bar head
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4420
用語: 止め輪の開口部
定義:
輪状の止め輪(※1)を開閉させるために、先端同士にすき間をもたせた端部。
対応英語(参考):
aperture of snap ring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4430
用語: スタビライザ目玉部
定義:
バースタビライザ(※2)端部の相手部品への取付部分(付図51)。
付図51 スタビライザ(2800)、バースタビライザ(3510)、スタビライザ目玉部(4430)
対応英語(参考):
eye of stabilizer bar
慣用句(参考):
−
(※1)
止め輪とは、軸又は穴に付けた溝にはめて、軸方向の移動を防ぐ輪状のばねのことです(以下の参考図 付図3 参照)。
付図3 C形止め輪-軸用(2112)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
付図3 C形止め輪-穴用(2112)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
付図3 C形同心止め輪-軸用(2113)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
付図3 C形同心止め輪-穴用(2113)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
付図3 E形止め輪(2114)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
付図3 グリップ止め輪(2115)[ファスナばね(2100)、止め輪(2110)、サークリップ(2111)、C形止め輪(2112)、C形同心止め輪(2113)、E形止め輪(2114)、グリップ止め輪(2115)、円弧状ばね(3840)]
(※2)
バースタビライザとは、トーション部とアーム部とを連続した中実材又は中空材で一体成形したスタビライザ(車体に遠心力が作用した場合の車体の横揺れを少なくするために取り付けられているバネの総称)のことです。
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