ねじりコイルばね端部/外側コイル/内側コイル/座
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されている用語のうち、『ねじりコイルばね端部』、『外側コイル』、『内側コイル』、『座』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”d)ばね構成部品・バネ部分”に分類されているバネ用語には、以下の、『ねじりコイルばね端部』、『外側コイル』、『内側コイル』、『座』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【d)ばね構成部品・バネ部分】
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4240
用語: ねじりコイルばね端部
定義:
ねじりコイルばね(※1)の巻端の部分(付図85)。
付図85(a)ショートフック(基本形状:腕の長さの短い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(b)ヒンジ(基本形状:腕の長さの短い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(c)直線起こし(基本形状:腕の長さの短い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(a)ストレート(基本形状:腕の長さの長い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(b)1段曲げ(基本形状:腕の長さの長い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(c)2段曲げ(基本形状:腕の長さの長い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(d)フック(基本形状:腕の長さの長い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
付図85(e)ダブルトーション形(基本形状:腕の長さの長い場合) [ねじりコイルばね端部(4240)]
対応英語(参考):
end of coil torsion spring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4251
用語: 外側コイル
定義:
2重コイルばねにおいて、外側に配置されるコイルばね(付図34)。
付図34 コイルばね(3200)、圧縮コイルばね(3210)、円筒コイルばね(3241)、外側コイル(4251)、内側コイル(4252)、自由高さ(5521)、右巻(5534)、左巻(5535)
対応英語(参考):
outside spring,
outer spring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4252
用語: 内側コイル
定義:
2重コイルばねにおいて、内側に配置されるコイルばね(付図34)。
付図34 コイルばね(3200)、圧縮コイルばね(3210)、円筒コイルばね(3241)、外側コイル(4251)、内側コイル(4252)、自由高さ(5521)、右巻(5534)、左巻(5535)
対応英語(参考):
inside spring,
inner spring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > d)ばね構成部品・バネ部分
番号: 4253
用語: 座
定義:
バネを据えさせる部位、相手部品などの総称。
対応英語(参考):
seat
慣用句(参考):
−
(※1)
ねじりコイルばねとは、主として、ねじりモーメントを受けるコイルばねのことです(以下の参考図、付図31〜33 参照)。
付図31 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、円筒コイルばね(3241)、自由角度(5524)
付図31 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、円筒コイルばね(3241)、自由角度(5524)
付図32 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、2本線ねじりコイルばね(3231)、円筒コイルばね(3241)
付図33 コイルばね(3200)、ねじりコイルばね(3230)、重ね巻きねじりコイルばね(3232)、円筒コイルばね(3241)、角ばね(3273)
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