バースタビライザ/皿ばね/ダイアフラムスプリング/輪ばね
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”c)ばね形状”に分類されている用語のうち、『バースタビライザ』、『皿ばね』、『ダイアフラムスプリング』、『輪ばね』のJIS規格における定義その他について。
バネ(スプリング)及びバネに関連する用語を規定しているばね用語(バネ用語)において、”c)ばね形状”に分類されている用語のうち、『バースタビライザ』、『皿ばね』、『ダイアフラムスプリング』、『輪ばね』のJIS規格における定義その他について。
コイルばね、板バネ、皿バネ等の種類・名称・形状・用途、バネ定数やばね荷重の計算・設計、ばね鋼等バネ材料、ばね加工・製造、試験・検査などに関連する用語として、ばね用語(JIS B 0103)において、”c)ばね形状”に分類されているバネ用語には、以下の、『バースタビライザ』、『皿ばね』、『ダイアフラムスプリング』、『輪ばね』などの用語が定義されています。
ばね用語(JIS B 0103)
⇒【c)ばね形状】
分類: ばね用語 > c)ばね形状
番号: 3510
用語: バースタビライザ
定義:
トーション部とアーム部とを連続した中実材又は中空材で一体成形したスタビライザ(※1)(付図51 及び 付図52)。
付図51 スタビライザ(2800)、バースタビライザ(3510)、スタビライザ目玉部(4430)
付図52 スタビライザ(2800)、バースタビライザ(3510)
対応英語(参考):
bar stabilizer
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > c)ばね形状
番号: 3600
用語: 皿ばね
定義:
底のない皿形のばね(付図59)。
備考:
JIS B 2706(※2) 参照。
付図59 ばね座金(2120)、皿ばね座金(2123)、皿ばね(3600)、円盤ばね(3850)
対応英語(参考):
disc spring (Belleville),
coned disc spring,
belleville spring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > c)ばね形状
番号: 3610
用語: ダイアフラムスプリング
定義:
皿ばねの内周側に、中心に向かう複数の舌片状のレバーを形成し、作用時には外周及びレバー基部を支点としてばね作用をするバネ(付図60)。
付図60 ダイアフラムスプリング(3610)、円盤ばね(3850)
対応英語(参考):
diaphragm spring
慣用句(参考):
−
分類: ばね用語 > c)ばね形状
番号: 3700
用語: 輪ばね(わばね)
定義:
外輪は内側に、内輪は外側に傾斜がある摩擦面をもった輪状のばねを重ね合わせたバネ(付図61)。
付図61 摩擦ばね(2930)、輪ばね(3700)、輪ばね外輪(4443)、輪ばね内輪(4444)
対応英語(参考):
ring spring
慣用句(参考):
−
(※1)
スタビライザとは、車体に遠心力が作用した場合の車体の横揺れを少なくするために取り付けられているバネの総称です。
丸棒を略”U”の字の形状に成形したものが一般的で、中実のもの(中実スタビライザ)及び中空のもの(中空スタビライザ)があります。
(※2)
JIS B 2706 は以下のJIS規格になります。
JIS B 2706
皿ばね
この規格では、単体及び複数枚組み合わせて使用する皿ばね(皿バネ)について規定されています。
一般的に用いられる皿ばね(皿バネ)の材料は以下です。以下の材料以外の使用については、受渡当事者間の協定によることになっています。
規格:JIS G 3311
材料:S60CM、S65CM、S70CM、SK5M、SUP10M
規格:JIS G 4801
材料:SUP10
規格:JIS G 4802
材料:S60C-SCP、S65C-CSP、S70C-CSP、SK5-CSP、SUP10-CSP